インナードライ肌について

「インナードライ肌」。ここ数年、エステ業界を中心に使われ始めた用語で、肌表面はベタつきやテカリが目立つのに、肌内部の角層には水分が不足している状態を指します。

インナードライ肌がやっかいなのは、まるで脂性肌のように肌表面に皮脂が浮き、テカりが出ている状態なのに、その見た目からインナードライ肌と気付かず、脂性肌向けのスキンケアや基礎化粧品などを使うケースがあることです。しかし、そもそもインナードライ肌は乾燥肌に分類されるため、間違ったスキンケアでは肌のコンディションは改善されないどころか、悪化させてしまうことになります。間違ったスキンケアを続けてしまうことで、結果的に肌荒れやかゆみをはじめ、ニキビや吹き出物、毛穴の開きなどの肌トラブルが起こってしまうことがあるです。


それでは、自分がインナードライ肌なのか、どうやって見分ければいいのでしょうか。

簡単な自己診断として、たとえば

・Tゾーンはテカリが目立つのに、頬や口周りはカサついている。

・あぶら取り紙などで拭いているのに、すぐテカリが戻る

・鏡ではうるおって見えるのに、化粧ノリがイマイチと感じる

・ニキビケアを続けているのに、なかなか改善しない

などの症状に心当たりはありませんか。程度にもよりますが、当てはまるものがあればインナードライ肌になっている可能性があります。

また、別の自己診断としては、洗顔後タオルで顔を拭いて15分ほど時間をおき、Tゾーンはベタつきが出てきたのに、頬や口周りは乾いていると感じたらインナードライ肌が疑われます。

そこで、インナードライ肌を知るための基礎知識を。

部分的にテカリがあるというインナードライ肌は、そもそも脂性肌とどう違うのでしょうか。

脂性肌は、思春期から20代前半に多く見られ、肌の水分も皮脂も多い状態です。Tゾーンだけでなく、頬や口周りもテカリがあることが多く、皮脂の過剰分泌によるニキビ・毛穴の開き・毛穴つまりなどの肌トラブルが起こることも少なくありません。

一方、インナードライ肌は、皮脂は多いものの、水分は少ない状態です。部位的な差が大きく、Tゾーンは脂っぽく、頬や口周りはカサつくという傾向にあります。


では、インナードライ肌にならないように、また、それ以上症状を進行させないようにするには、どのような注意が必要でしょうか。最低限、次のようなことは避けましょう。

洗浄力の強いクレンジング・洗顔料

洗い上がりの良さから、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使っていませんか?メイクをしっかり落とすことは大切ですが、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料で念入りに洗ってしまうと、肌にとって必要な皮脂まで一緒に洗い流してしまいます。

また、1日の洗顔回数も2回くらいまでにとどめましょう。洗顔のし過ぎは肌に必要な皮脂まで落としてしまうので要注意です。

洗顔の際のこすり過ぎ

クレンジングや洗顔をする際、テカリを落とすことを意識して力強くこすっていませんか?ごしごしとこすってしまうと、その摩擦によって肌がダメージを受けてしまいます。泡が少ないと肌への負担は大きくなりますので、肌をこすらずに済むように、しっかりと泡立ててやさしく泡で洗う気持ちで洗顔しましょう。なお、泡立てネットを活用すると簡単にもちもちの泡が作れます。

必要な皮脂まで取りすぎるふき取り

肌表面のべたつきが気になり、頻繁にあぶらとり紙で皮脂をふき取っていませんか?あぶらとり紙の使い過ぎは乾燥につながり、肌のケアにとって逆効果です。肌に必要な皮脂まで取りすぎると、乾燥を悪化させてしまうだけでなく、肌のバリア機能を補うためにさらに皮脂を分泌させてしまいます。「ベタつきをふき取る」というより「うるおいを与える」ような気持ちで、化粧水などでしっかり保湿することで、だんだんと適正な皮脂量になっていきます。

インナードライ肌の改善の基本は、乾燥肌対策や敏感肌対策と同じです。つまり、保湿でバリア機能を修復・改善することが大切なのです。インナードライ肌の原因は「乾燥」のため、化粧水だけではなくセラミドなどの保湿力の高い成分を含んだ美容液や保湿クリームによる保湿ケアが大切です。さらに、優しい洗顔、クレンジングと紫外線ケアをしっかり行いましょう。


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