エアコンと肌トラブル

つい先日まで続いていた手に汗握るオリンピックの自宅観戦、リモートワークやオフィスワーク、猛暑から束の間逃れるために入ったカフェ、どの場面も暑い夏を乗り切るためにエアコンはフル稼働です。しかし、快適に過ごすためのエアコンも、お肌にとってはトラブルの引き金になるかもしれません。快適なエアコンも乾燥や肌荒れの原因になってしまう場合もあるのです。最近、「肌の調子が悪いかも」と感じる方は、もしかしたらエアコンが原因かもしれません。そこで今回は、エアコンが肌にもたらす影響と対処法についてのお話しです。賢く対処して、エアコンと上手に付き合っていきましょう。

これまで何度もお話ししたように肌トラブルの根本原因には、お肌の乾燥があることが少なくありません。夏の場合、冬のように乾燥を感じる方は少ないでしょうが、湿度の高い室外とくらべると、室内ははるかに乾燥状態になっています。エアコンの除湿機能、機械的に作られる冷たい風が、室内を乾燥状態にしてしまうのです。その乾燥の中に長時間いることが、肌に何の影響も及ぼさないとは考えられません。


エアコンのスイッチを入れればすぐに冷たい空気が出てきますが、逆にエアコン内部は、冷たい空気の代わりに取り込まれた温かい空気との温度差によって結露が起こりやすくなり、カビや雑菌が繁殖しやすい環境になっています。そのため、エアコンを掃除しないまま使用してしまうと、冷たい空気の中に雑菌やカビ菌が混ざってしまい、これが肌荒れの原因になってしまっていることもあるのです。この点を理解しやすいように、エアコンの仕組みをごく簡単に説明しておくと、エアコンは以下の順序で動きます。

①本体の上部から空気を取り込み

②その空気を内部で温度変化させ

③下の吹き出し口から吐き出す

というものです。

繰り返しますが、ここで問題なのが空気を取り込む時に、部屋のホコリや油煙なども一緒に吸い込んでしまうことと、温度変換をさせる時に、内部に結露ができる事です。結露ができるのは、冷房運転と除湿運転の時だけですが、エアコン内部の掃除はどうしても行き届かないため、結露の水分と結びついてカビや雑菌が繁殖してしまいます。こうして繁殖した雑菌やカビがエアコンの風と一緒に吹き出し口から出てきたら、肌にも身体にも良くないというのは、容易にイメージできると思います。


それがすべての原因ということではありませんが、エアコン内部を掃除した事で、肌荒れやぜんそくなどが改善されたという事例は少なくありません。実行してみる価値はあるのではないでしょうか。

また、室外との温度差や、下がり過ぎた室温も肌荒れを起こす原因のひとつといわれています。こういった場所にいると、体内温度の調整が上手にできず、ホルモンの乱れや血行不良につながり、その結果、肌荒れにつながってしまう場合があるのです。冷房による影響を避けたいのであれば、やはり、体を冷やさないようにすることが大切です。冷えによる血行不良は、新陳代謝を低下させ、老廃物が排出されにくい状態にしてしまいます。老廃物が溜まることがターンオーバー機能を阻害するなど、肌にさまざまな悪影響をもたらすことは、みなさん周知のことです。まずはこれを防ぐことから始めましょう。

エアコンが効き過ぎている施設も多いため、カーディガンやショールなど、常に羽織れるものを持ち歩くのがおススメです。オフィス勤務の方は、腹巻やレッグウォーマー、厚手のソックスなどもGOODです。

また、長時間冷房に当たった日や、体が冷えてしまった日は、その後のケアが大切です。普段のケアにいつもより時間をかけたり、パックやスチーマーなど、いつものケアにとくに「保湿」を意識したプラスアルファのケアを。また、夏には、夏に適した化粧品がたくさん市販されていますので、保湿効果を中心にいろいろ試してみるのもいいかもしれません。

体を温め、スキンケアを徹底したら、食事や睡眠、適度な運動などにも意識を向けてみてください。これらが疎かでは、どんな肌ケアも効果は半減です。取り返しのつかない肌トラブルを避けるために、できる範囲で日常の努力は惜しまないようにしましょう。


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