汗と肌のケア

初夏が過ぎ、これから本格的な夏がやってきます。コロナ禍で巣ごもり時間が多くなったといっても、食材などの買い物に出ることはもちろん、月に何回かの出勤が必要だったり、そもそも仕事の性格上リモートなどは考えられないという方も多いでしょう。エアコンの効いたオフィスや部屋から1歩出れば、強烈な日差しと照り返しであっという間に汗まみれ。「できることなら汗をかきたくない」と思ったりしますが、汗をかくことは実は私たちの体にとって大切なことなのです。そこで本日は、これからお付き合いの多くなる「汗」と肌ケアの簡単な注意点についてお話しします。


私たちはなぜ汗をかくのでしょうか。

まず、汗をかくこと、すなわち「発汗」には大きく分けて3つの種類があります。


【体温調整のための発汗】

汗を分泌する「汗腺」は自律神経によってコントロールされており、体内の細胞を効率よく働かせるために、体温を36,5℃前後に保つようにと指令を受けています。そこで気温の上昇や運動による発熱で身体の熱が上がり過ぎた際には、体温のバランスを保つために、汗を分泌することで身体の中の熱を逃がしているのです。夏の「打ち水」のようなものと考えればいいでしょう。


【精神的な不安からの発汗】

ストレスや緊張、不安といった精神的な要因から発汗する「精神性発汗」というのがあります。大事な面接の前や、スリル満点のアクション映画を見ているときなど、手のひらや足の裏にじんわりと汗をかくことはありませんか?あれが「精神性発汗」です。


【味覚的刺激による発汗】

カレーやスパイシー料理などの辛い食べ物を食べているときも、発汗します。額に噴き出た汗をぬぐいながら辛い食べ物を食べたという経験が、皆さんにもあるのではないでしょうか。


汗はベトついたりにおいが気になったり、厄介なものと思いがちです。でも、汗をかくことは人の体にとって意味があります。では、汗をかくことにどんなメリットがあるのでしょうか。



【体内の毒素を排出(デトックス)】

汗には、尿と同じく体内に溜まった老廃物や毒素を排出するはたらきがあり、発汗することでむくみや肌荒れを防止する効果があります。ただ、デトックス効果のある汗は、暑さや軽い運動で分泌される汗ではなく、30分以上の有酸素運動や半身浴などの際に身体の奥から出てくる汗に含まれているといわれています。サラサラした汗かどうかで見分けることができます。


【肌のターンオーバーを正常化】

汗をかくと肌の表面がふやけるので、角質が自然にはがれやすくなります。カサついた角質がはがれてターンオーバーが促進されることによって、美肌効果が期待できます。


汗をかくとこのようなメリットがありますが、汗をかいたままにしておくとトラブルが発生してしまう可能性も高まります。注意点をあげておきましょう。


●汗はこまめに拭き取る

汗をそのまま放置していると、雑菌が繁殖して汗荒れやあせもなどの肌トラブルの原因となります。吸水性のよいハンカチやタオルでこまめに拭き取るようにしましょう。臭いが気になる場合は、濡れたタオルなどでしっかりと拭き取りましょう。市販の「汗拭きシート」も防臭や制汗の効果があるものはおすすめです。


●体を冷やさない

身体についた汗をそのままにしていると、汗自体が冷えて身体から必要以上に熱を奪ってしまうことになります。せっかく体温調整ができた身体を冷やしてしまっては意味が無いので、汗をかいたらなるべくすぐに拭き取りましょう。


●水分補給を忘れない

汗をかくことで体内の水分が蒸発してしまっているため、蒸発したぶんを補う必要があります。水分を補わずにいると、脱水症状になることもあるので注意が必要です。水分とともにナトリウムやカリウムといった電解質も失われているので、ただの水ではなく電解質を含んだスポーツドリンクなどを補給すればなおGoodです。


●保湿に配慮する

汗をかいた後は、肌が乾燥しやすくなっています。乾燥はいつも指摘しているようにさまざまな肌トラブルを招きます。顔には化粧水、体にはボディローションなどですばやく保湿をして、水分の蒸発を防ぎましょう。皮膚に保護膜ができることによって、肌トラブルを防げるというメリットもあります。


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