眼精疲労と大人ニキビ

朝夕涼しい風が感じられ、秋への季節の移ろいを実感する毎日です。食欲の秋、スポーツ、行楽の秋とコロナ禍でさまざまな制限があっても、どこか心はずむ季節です。

でも、過ごしやすい秋の夜長、思わずゲームに熱中したり、読書に時間を忘れたりして、眼を酷使しがちな毎日でもあります。


夏の間には感じなかった肩こりや頭痛はありませんか。それは「眼精疲労」の症状を疑っていいかもしれません。眼精疲労といっても眼の関連だけでなく、肌コンディションに影響を与える場合もあります。スキンケアや食生活に気を使っているのに、大人ニキビができてなかなか改善しないという方は、もしかしたら眼精疲労が原因かもしれません。今日は、これからの読書の秋、気をつけたい「眼精疲労」と大人ニキビの関係についてお話ししましょう。



眼精疲労とは、具体的にどういった状態のことをいうのでしょうか。

眼精疲労は、目を酷使することによって起こる「眼疲労」と混同されがちですが、眼疲労というのは目と周辺の筋肉のみの疲労のことを指します。眼疲労は、多くの場合、目をしばらく休ませることで回復します。ところが、さらに目を酷使し続けると、目の疲れ以外にも肩こりや頭痛などといった症状が現れることがあります。さらに、倦怠感、吐き気といった全身性の症状が現れて、これらの症状が目や身体を休めても一向に回復することなく慢性化した状態を眼精疲労といいます。


眼精疲労の症状は人によって異なりますが、目の充血や視力の低下といった目に関連する症状に始まり、頭痛や胃痛、便秘などといった身体的不調、イライラしたりうつ状態になるなどの精神的不調などさまざまな症状があげられています。


眼精疲労は、さまざまな要因によって起こるとされています。

近視や老眼などが要因となることもありますが、読書はもちろん、パソコンやスマホの長時間使用などによる環境要因や、ストレスや自律神経失調症による心的要因から引き起こされるケースも少なくないと指摘されています。


さて、眼精疲労の影響が肌に現れた場合、最も可能性の高い肌トラブルは、大人ニキビです。なぜ眼精疲労がニキビの原因になるのでしょうか。 

その理由の第1は、血行不良で肌の新陳代謝が滞るということです。

読書、パソコンやスマホなどを使う時間が長くなると、それだけ目を酷使しているということになります。目のまわりの筋肉やピント調整を司る筋肉が緊張した状態が続くと、血液の巡りも滞りがちになります。血行が悪くなると肌の新陳代謝が阻害され、その結果、乾燥や毛穴づまりが起こり、アクネ菌の繁殖を招いてニキビができやすくなってしまいます。また、パソコンやスマホを長時間使うときに眉間にシワを寄せるクセのある人は、この部分が硬くなって眉間にニキビが発生しやすくなります。

目元の血行をよくするためには、緊張し続けている筋肉の疲労を和らげて、血流をよくすることが大切です。


眼精疲労がニキビの原因になるとされる理由の第2は、リンパの流れが悪くなり、肌に老廃物が溜まることです。

眼精疲労は、血行と同じように顔のリンパ液の流れを悪くして老廃物の代謝不良を起こします。そうすると、肌に老廃物が溜まって毛穴づまりが起こりやすくなり、やはりアクネ菌が繁殖してニキビの原因となります。


理由の第3は肌に大切な栄養素が消費されることです。

眼精疲労になると、疲労を回復させるためにビタミンB群やシステインなどの栄養素が大量に消費されます。ビタミンB郡は肌の再生やうるおいに、アミノ酸の1種であるシステインは肌の代謝に大きく影響しています。これらの栄養素が眼精疲労の回復のためにどんどん消費されてしまうと、肌に必要な栄養素が足りなくなります。これが肌の新陳代謝を悪くしてしまい、乾燥や毛穴づまりからアクネ菌の繁殖を招き、ニキビに結びついてしまいます。


そこで、眼精疲労の症状を改善するにはどうすればいいのでしょうか。それは、眼精疲労の原因となる要因を取り除いてしまうのが最も確実で効果的です。



例えば、生活習慣を振り返り、パソコンやスマホを見る時間をできるだけ減らしたり(仕事でパソコンを長時間使っているのに、仕事が終われば今度はスマホにベッタリの生活になっていませんか)、仕事でのストレスを上手に解消する方法を考えてみましょう。バランスの良い食事や質の良い睡眠、適度な運動など、代謝の向上につながるヘルシーな生活習慣を取り入れるようにしたいものです。

また、近視など視力に問題がある方は、今使っているメガネやコンタクトが目に合っているか確認することも忘れないようにしましょう。


眼精疲労が改善すれば、しつこいニキビも治まってくるケースが多く報告されています。まずは自分の眼をいたわることから始めましょう。


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