糖分摂取と肌トラブルの関係

最近は、朝晩少し涼しさを感じさせる日もあり、暑かった今年の夏もようやく過ぎて行きつつあることを体感しています。長い夏でしたね・・・

さて、お家時間の長さと暑さに奪われていた食欲がそろそろ戻ってきます。秋ということで、おいしいものが店先やショーウインドウに並び、「毎日が楽しみ」という方もおられるでしょう。最近はスイーツの種類の豊富さとクオリティの高さに驚かされて、選ぶのにも一苦労です。



ただ、心楽しいスイーツも摂り過ぎは絶対に避けましょう。

それでなくても現代人の日常生活は、摂取したエネルギー対して消費エネルギーが少ない場合が多いと指摘されています。つまり、「食べる量に比べて運動が足りていない」人が多いということです。スイーツの摂取エネルギーは、砂糖、クリーム、バターなどかなり高いものであることは周知の通りです。


さらに、外出自粛による運動不足や食事時間が不規則になりがちなどの生活習慣が加わると、このような日常は、血糖値が高い状態が続くということになります。これが肌の大敵である「糖化」という生体反応を起こすことになります。糖化といってもあまり聞いたことがないかもしれませんが、クッキーなどの焼き菓子をイメージすると分かりやすいかもしれません。牛乳、たまごなどのタンパク質と砂糖を混ぜた生地を焼くと褐色(黄色)になります。これは、メイラード反応(加熱により糖とアミノ酸などの間で褐色物質の「メラノイジン」などができる反応)と呼ばれますが、この反応が肌にあらわれるのが糖化です。


糖化という生体反応は、体の中で余分な糖がタンパク質や脂肪と結びついて細胞を劣化させる反応です。その過程でAGEs(Advanced Glycation End Products:糖化最終産物)という悪玉物質が連続して発生し、これが肌にも悪い影響を与えるのです。


より具体的にいうと、肌の中でコラーゲンなどのタンパク質が糖化すると構造が壊れて、皮膚が硬くなり弾力が失われてしまいます。さらに、AGEs(糖化最終産物)は褐色をしているので、その量が多くなると皮膚が黄色くくすんで見えてしまいます。糖化が招く悪影響は、一言でいうと肌のシミ・シワ・たるみ・くすみなど老化を早めるということです。しかも、糖化は20~30代にも起こりうることがわかってきました。


糖化の怖さはお分かりいただけたと思います。でも、必要以上に恐れるのではなく、スイーツも時には楽しみましょう。ただ、摂り過ぎと運動不足に気をつければいいのです。そのうえで、AGEsを増やさない予防策として、次のような注意点を覚えておきましょう。



①食べる順番を考える

食物繊維を豊富に含む野菜からまず先に食べるようにしましょう。なぜ食物繊維を先に食べるとよいかというと、食物繊維は食べ物の消化と吸収を遅らせてくれるからです。そのことが食後の急激な血糖値の上昇を避けることになり、結果、AGEsが増えるのを防いでくれます。


②糖分を少し控える

AGEsは糖とタンパク質が結びつくことで発生するので、当たり前のことですが糖分が多い食品を摂り過ぎないことで、糖化を防ぐことができます。甘いものの食べ過ぎや、ご飯とめん類中心の食事など炭水化物多めのバランスの悪い食事を避けましょう。


③一緒に食べることで吸収を抑える

AGEsの含有量が多い食事でも、献立の組み合わせによってAGEsの吸収を抑える効果がある食材(まい茸などのきのこ類・ブロッコリー・アーモンド・さくらえび・カッテージチーズなど)があるので、積極的に摂取しましょう。


④AGEsの含有量を減らす調理方法を工夫する

AGEsは体内で発生するだけでなく、もともと食品自体にも含まれていますが、調理方法を工夫してAGEsを減らすことができます。


加熱温度が高い調理法ほどAGEsの量は増えてしますので、「揚げる」よりは「焼く」

「焼く」よりは「ゆでる」といった調理法で含有量を減らしましょう。調理法は、以下の順序でAGEsが増えていきます。

生(なま)→ 蒸す → ゆでる・煮る → 炒める → 焼く → 揚げる

例えば、同じジャガイモでも、ゆでた場合とフライドポテト(揚げる)にした場合を比べると、AGEsの含有量は、後者が約90倍にもなるといわれています。

このように同じ食材でも加熱の方法によってAGEsの量をコントロールすることができるのです。



⑤飲酒・喫煙を控える

食生活以外にも、アルコールの摂取や、喫煙、睡眠不足、ストレスなどがAGEsを増やす要因と考えられています。飲酒や喫煙、とくに深夜のそれは極力控えるよう努力しましょう。


このような生活上の対処に加えて、手軽に使える基礎化粧品で糖化を抑制するということになると・・・それは、ドクダミエキスを配合したものがあげられます。ドクダミにはAGEsの一種であるペントシジン、CML(カルボキシメチルリジン)の生成を阻害する作用が確認されています。肌の糖化(目に見えるものとしては、肌の柔軟性や弾力が失われ、たるみや黄ばみが現れる)が気になり始めた方は、肌ケアにドクダミエキスが配合された化粧品を使うのがおすすめです。


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