肌トラブルは遅れてやってくることも・・・


肌トラブルの原因の1つとしてあげられるストレス。最近は、コロナ禍もあってストレスの要因もこれまでより多くなっているかもしれません。さて、実は大きなストレスによる肌トラブルは少し遅れてあらわれることが多いといわれています。


暴飲暴食や睡眠不足、非常に不規則な生活を送るなどが原因で、直後に吹き出物ができたりすることはありますが、進学・就職・転勤・転職、リモートワークの増加などの環境の変化や精神的なストレスが長期間続く場合の肌への(悪)影響は、2〜3か月後くらいに深刻になってくることが少なくないと指摘されています。


たとえば、進学・就職などの新生活が始まるのは新年度の4月が多く、その環境の変化でだんだんと肌の状態が悪化し、医師に受診するようになるのは6月〜7月ごろのケースが多いようです。夏はさなざまな要因で肌トラブルが起こりやすい季節だということもあって、放置しているとさらに悪化してしまうこともあります。



ストレスによる肌トラブルは、若い世代では吹出物やニキビが主要なものですが、30代以降の世代では肌のくすみやシミなどとしてあらわれるケースもあります。いずれにせよ、ストレスの根本的な原因を改善し、現在起きている肌トラブルに適切に対処していく必要があります。ストレスによる肌状態の悪化は身体からのSOSサインといっていいでしょう。正面から真剣に受け止めましょう。


ストレスなどにより一時的に少量できるニキビは、吹出物と表現されることが多いですが、実際にはニキビと全く同じですので、とるべき対処法もニキビ治療と一緒です。


ニキビは、毛穴が詰まることと、つまった毛穴の中で皮脂が過剰に分泌されることでアクネ菌が増殖してしまうことにより起こります。毛穴をつまりにくくさせるケア、皮脂を抑えるケアが有効です。ケアは乾燥を避けること、皮脂の過剰分泌を抑える保湿が決め手です。日常のスキンケアで対処しきれないと判断できる場合は皮膚科を受診しましょう。ニキビ治療は保険適応ですので、比較的安価で治療、お薬も処方してもらえます。


30代以降の肌のくすみは、毎日鏡を見ていても自分では気づきにくいかもしれません。「疲れて見える」と言われることが増えたり、肌の色が均一ではなく色ムラがでてきていると感じる場合は、くすみが目立ってきている可能性がありますので、じっくり自分の肌を観察してみましょう。くすみの原因には、新陳代謝の低下、シミや肝斑(かんぱん)などがあげられます。美容皮膚科で対処できますが、まずは食事や睡眠を見直すなど普段の生活を整え、ストレスの原因を減らすように心がけましょう。


ストレスによるニキビ・肌くすみに関連してもう1つ。夏の肌トラブルの原因の代表選手といえば、紫外線です。

紫外線による肌への影響は、シミができるというイメージが強いですが、実際にはシワ、たるみなど全般的な肌老化につながります。これは光老化と呼ばれており、加齢による影響よりはるかに大きく、肌の老化の原因は8割が紫外線と考えられています。外見における若さの印象は「肌」が決め手といわれます。若い外見を維持するにはいかに紫外線対策が重要であるかをあらためて認識しましょう。


意外に知られていないようですが、紫外線はニキビも悪化させます。ニキビのケアというと皮脂対策というイメージが強いですが、特に夏は紫外線対策も重要です。日焼け止めは肌に負担になることも多いので、ニキビができている肌に日焼け止めを塗ることに抵抗があるかもしれませんが、ノンコメドジェニック(ニキビができにくいことが認定された商品)の日焼け止めを選ぶなど工夫してみてください。


紫外線による害を防ぐには、日焼け止めも含めた物理的な防御が一番有効です。UVカットスーツやマスク、日傘、サングラスなどはとても重要で、それでもカバーしきれない部分は日焼け止めで対応するべきです。「PA」や「SPF」の表示に注意して適切な日焼け止めの商品を選びましょう。日焼け止めの効果をしっかり発揮するには、数時間おきに塗り直す必要があると考えておきましょう。また、曇りの日でも、晴天の日の6割~8割程度の紫外線量は観測されるので、紫外線対策は晴天と同様に必要です。

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